生成AIにおけるプロンプトとは?
生成AIの「プロンプト」とは、AIに対して出力内容を指示するテキスト命令文です。たとえば画像生成AIでは「美しい桜並木を背景に着物姿の女性」という文章を入力すると、その内容に沿った画像が生成されます。文章生成AIでも同様に、プロンプトの質が結果を大きく左右します。
ポイント:プロンプトは「AIとの会話の設計図」であり、正確で具体的な指示が理想の結果を得る鍵になります。
プロンプトを書く際の基本構造
プロンプトは、以下の要素を組み合わせて構成すると効果的です。
- 目的(Goal):生成したいコンテンツの種類や用途
- 被写体・テーマ(Subject):中心となる人物やモチーフ
- 詳細条件(Details):色、構図、雰囲気、画角など
- 技術的パラメータ(Technical Specs):解像度、モデル名、スタイル指定など
- 除外条件(Negative Prompt):含めたくない要素
例(画像生成AIの場合):
夜の東京の街並み、ネオンライト、雨で濡れた道路、映画のワンシーン風、超高解像度 --ar 16:9 --v 5
初心者向け:まずは具体的に書く
初心者は「抽象的な言葉」よりも「具体的な描写」を重視しましょう。
- NG例:「かわいい猫」 → 抽象的すぎる
- OK例:「青いリボンをつけた白猫が窓辺で日向ぼっこしている」
具体的なほど、AIは意図を正しく理解しやすくなります。
中級者向け:順序と優先度を意識
プロンプト内の語順や配置によって、AIが重視する要素が変わります。重要な条件は前方に置き、補足情報は後方に書きます。また、パラメータやモデル特有のタグを活用すると、より安定した結果が得られます。
上級者向け:スタイル・技法を明示
上級者は画家や映画監督の名前、技法やカメラ設定まで盛り込みます。
例:
浮世絵スタイルで描かれた富士山、葛飾北斎の筆致、木版画調、鮮やかな藍色の配色 --ar 3:2
これにより、作品の雰囲気やタッチまでコントロールできます。
ネガティブプロンプトの活用
「不要な要素」を指定することで、生成結果の精度が上がります。
例:
(人物の歪み、ぼやけ、余計な文字)を除外
実践例
- 文章生成AI:「高校生向けに量子コンピュータの仕組みを分かりやすく説明してください。比喩を2つ入れて、500文字以内で。」
- 画像生成AI:「春の京都、桜並木を背景に舞妓が笑顔で立っている、柔らかい光、シネマティック」