動画生成AIとプロンプトの基本
動画生成AIは、テキストで指示を与えることで映像を自動生成できる技術です。このとき使う指示文を「プロンプト」と呼びます。静止画AIと同様、プロンプトの質が生成結果に大きく影響します。
動画生成の場合、プロンプトには「動き」「構図」「カメラワーク」「時間的な変化」など、静止画では不要だった情報も盛り込む必要があります。例えば、
A serene beach at sunset, gentle waves, camera slowly zooming in, 10 seconds
といった具合に、情景・動き・カメラ演出・秒数を指定します。
プロンプト作成の基本構造
- シーンの説明:登場人物、背景、時間帯、雰囲気など。
- 動きの指定:人物や物体の動き、天候の変化、カメラの移動方向など。
- 技術的要素:解像度、アスペクト比、秒数、フレームレートなど。
- スタイル指定:リアル調、アニメ調、映画風など。
例:
A cyberpunk city at night, flying cars moving through neon-lit streets, camera panning from left to right, 8 seconds, 16:9, cinematic style
良いプロンプトのコツ
- 短すぎず具体的に:“a man walking” よりも “a man in a black suit walking slowly through a rainy street at night” の方が精度が高い。
- 動きの方向と速度を明示:“camera zooming in slowly” など速度感を加える。
- 時間指定を忘れない:生成する動画の長さを秒数で指定する。
- 映像の質を制御:“4K”、“highly detailed” などの品質指定を入れる。
よく使われる動作系キーワード
- camera panning left/right(カメラが左右にパン)
- camera tilting up/down(カメラが上下にチルト)
- slowly zooming in/out(ゆっくりズーム)
- time-lapse(早回し)
- slow motion(スローモーション)
これらは映像表現を豊かにするために非常に有効です。
プロンプト改善のためのテクニック
- 失敗例を記録:生成結果が意図と異なった場合、その原因を分析して修正。
- 複数の短いプロンプトでテスト:長文よりも短文の組み合わせで精度を検証。
- 生成AIの特性に合わせる:Runway、Pika、Luma Labsなど、ツールごとに得意な映像タイプが異なる。